『別府地獄めぐり』といえば7つある個性的な地獄を見学できる別府観光の定番スポットですが、時間の都合でどうしても7つ全部見て回れない人も多いと思います。
どこの地獄を選べばいいのか迷っている人に、10回以上行ってる地獄めぐりマニアの私からおすすめしたい地獄の1つが、この『鬼山地獄』です。
鬼山地獄は海地獄エリアから3分ほど歩いたところにある鉄輪エリアの地獄で、温泉の熱を利用して飼育されているたくさんのワニを見ることができる動物園のような施設です。
他の地獄のように火山や温泉のパワーを体感するような場所ではありませんが、ここまでたくさんのワニを見れることもなかなかないのでは?
とくに餌付けは興奮するワニが大迫力なのでぜひ見てもらいたいです。
そんな鬼山地獄について、見どころやお土産など気になる情報を紹介したいと思います。
鬼山地獄の見どころ
所要時間
・見学のみの場合:10~15分
・ワニの餌やりを見る場合:15~20分
鬼山地獄の成分
泉質:ナトリウム一塩化物泉
泉温:約99.1度
鬼山地獄の見どころといえば、やはりなんと言ってもワニ、ワニ、ワニです。
クロコダイルという名前でも知られるイリエワニやアリゲーターなど、約80頭のワニが飼育されていて、なかでも大きなワニ池には大群がひしめき合っていて見るだけでも迫力があります。
ワニで有名な鬼山地獄ではありますが、入口を入ってすぐの温泉池も100度近いかなりの高温で、常にすごい勢いで蒸気をあげているので迫力満点です。
風向きによっては通路に湯気と熱水が飛んでくるので、近づきすぎないよう注意が必要。
大迫力のワニの餌付け
ふだんは温かい池に浸かったり日光浴をしたりとのんびりしているワニたちですが、餌を前にすると豹変します。
餌は主に鶏肉で、飛び上がって骨付きのブロック肉を奪い合う様子はまさに“人食いワニ”なんだと実感させられます。
餌付けの曜日と時間は下記のように決められているので、見学したいなら旅行のスケジュールを調整しましょう。
曜日 | 時間 |
毎週 水曜日 | 10:00~ |
毎週 土・日曜日 | 10:00~ / 14:30~ |
スケジュール調整の例
・午前の場合:
餌付けを目がけてまずは鬼山地獄へ向かい、そのあと他の地獄を見学
・午後の場合:
他の地獄をひととおり見学し、ランチしてから最後にゆっくり鬼山地獄を見学
休みの日になると混雑するため、間近で見たい人は10分前くらいには池の周りに待機するのがよさそう。
また、熱帯の生物だけあって寒いのは苦手みたいで、冬場は餌の奪い合いもおとなしめです。活発なワニを見たいなら、ぜひ暖かい季節にいってくださいね。
鬼山地獄のおみやげなど
単独のおみやげ売り場はありませんが、チケット売り場でフィギュアやぬいぐるみなどのワニグッズを購入できます。
売り物ではなさそうですが、鬼山地獄で生まれた本物のワニの卵。(2019年9月の情報)
鬼山地獄でランチはできる?
施設内にカフェやレストランはありませんが、中にベンチがいくつかあるので温泉卵や地獄蒸しなどを売店で購入し食べることができます。
※2019年9月に訪れたときは改装なのか閉店なのか売店は営業していませんでした。
鬼山地獄のすぐ目の前に食堂が2軒向かい合っていて、だんご汁などの大分の郷土料理が中で味わえるほか、店頭で地獄蒸しも販売しています。
鉄輪の温泉街に向かう道には何軒か飲食店もあり、鉄輪のバスターミナル周辺にもお店がいくつか並んでいます。鬼山地獄を出て徒歩5分ほどのところには地獄蒸し工房もあります。
鬼山地獄へのアクセス
「かまど地獄」のとなりにあるので、基本的にアクセス方法は同じです。
バスやタクシーで行く方法
■別府駅西口より
・亀の井バス 2・5・41番鉄輪方面行き約20分海地獄前下車徒歩3分
料金:330円
・タクシー約20分
料金:約1,800円(小型)
■フェリーさんふらわあ前より
・亀の井バス20番鉄輪方面行き約17分鉄輪下車徒歩5分
料金:270円
・タクシー約10分
料金:約1,300円(小型)
亀の井バス中心で移動するなら大人900円(子供750円)で1日乗り放題のフリー切符がとってもお得。 |
車で行く方法
大分自動車道 (別府IC)から右折、県道11号を鉄輪温泉方面に約3km直進 約5分
無料駐車場完備(60台)
また、道路をはさんで向かいに かまど地獄の駐車場があり、鉄輪方面へ徒歩2分ほどで白池地獄もあるので、駐車場はどれか空いている施設のものを利用すればいいですね。
※見学しない施設には停めないでください!
鬼山地獄基本情報
営業時間:8:00〜17:00(年中無休)
入園料: 大人400円・小学生200円
※7施設共通観覧券がお得
〒874-0040 大分県別府市大字鉄輪625番地
TEL : 0977-66-1500
公式HP:http://www.beppu-jigoku.com/oniyama/
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。