「アサリやハマグリが採れたのはいいけど、帰りが長時間になってしまいそう…弱らせずに新鮮なまま持ち帰るにはどうすればいいんだろう?」
潮干狩り初心者はとくに、貝の持ち帰り方は気になるところだと思います。
それに、帰り道が遠かったり渋滞などで予想外に時間がかかったりすると、せっかく採れた貝が弱らないか心配になりますよね。
徒歩圏内の近場であればバケツに入れてそのまま持ち帰ればいいかもしれませんが、たいていは車や電車で出かける距離だったりします。
そこで、この記事では筆者が実際にやっている、潮干狩りで採れた貝を長時間の移動でも元気なまま持ち帰る方法について紹介していきます。
潮干狩りが初めての人や子供の頃以来という人だけじゃなく、採れてもいつも貝を全滅させてしまう人は必見です。
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貝を長持ちさせるための持ち帰りグッズ
貝を元気なまま持ち帰るために必要なグッズは以下の通りです。潮干狩り用の持ち物としてセットで準備しておくといいでしょう。
・新聞紙(バスタオルでもOK)
・保冷剤(夏場や2時間以上かかる場合)
・専用クーラーボックス(発砲スチロールケースもOK)
保冷剤は帰る頃にすっかり溶けていることがないよう注意。
叩くと冷えるタイプの「パンチクーラー(100円ショップで購入できる)」は、その心配がなくおすすめ。
あと、スーパーマーケットなどに寄るなら氷をもらってきてもいいと思います。
クーラーボックスは貝持ち帰り専用のものを別で持参し、食料品のクーラーボックスとは分けた方が衛生的に安心です。保冷バッグでも代用できますが柔らかく衝撃に弱いので、車の振動から貝を守る必要があります。
持ち帰り用グッズは帰る時まで不要なので、車に置いて潮干狩りを楽しみましょう。
貝を長持ちさせるための持ち帰り方法
貝を元気なまま持ち帰るための手順は下記のとおりです。この方法で持ち帰れば潮干狩り後に日帰り温泉などにも立ち寄ることができます。
①ネットに入れたままざっと水洗いして砂を落とす貝をしっかり洗うのは家に持ち帰り砂抜きをする時でいいので、浜では砂を落とす程度で十分です。
②水を切らずそのまま新聞紙(バスタオル)で包む必要ならビニール袋などで更に上から包んでもいいと思います。移動中に貝が動かないようしっかり包むのがポイントです。
車内で置いていて中が高温になっている場合は水洗いして冷やしてください。
④なるべく動かないように安定した場所に置く
振動でクーラーボックスがひっくり返ったりしないよう、他の荷物などで固定したり足下に置いたりしてください。
ようするに、潮干狩りで採れる二枚貝たちが採る前の砂に埋まっている時と似たような環境にして持ち帰ってあげることなんですね。
衝撃や振動や暑さにも弱いので、このような持ち帰り方が必要になるわけです。
とくに、マテガイやバカ貝などは殻が薄くもろいので、持ち帰る時だけじゃなく洗う時にも扱いには気を付けてください。
少々面倒に思うかもしれませんが、せっかく採った貝を無駄にしないためにもやっておいて損はありません。
バケツのままは長距離の移動には適さない

スーパーの鮮魚売り場で海水ごとパック詰めされたアサリを目にしますし、バケツいっぱいに集めた貝をそのまま車で持ち帰っても問題なさそうに思うかもしれません。
でも、それができるのは数分以内の近い距離や徒歩で潮干狩りに行ける人だけです。
車でしか行けない距離に住んでいる場合、バケツに入れたままだと車の振動で貝同士がぶつかってしまったり、呼吸しようと伸ばした水管(アサリから出てる目のようなアレ)や身の部分が切れてしまったりして貝が傷ついてしまうんですね。
人間でいうならびっくりして舌を噛んでしまうのと同じ状況です。想像するだけで痛そうですし、当然弱ってしまうので家に帰る頃には全滅…なんて状況にも。
また、途中でどこかに立ち寄ったりする場合にも同じことがいえます。
潮干狩りのシーズンは日中の気温も高く車内の温度も上がるため、何の対策もなく高温の車内に置いておけば暑さで貝は弱ってしまいます。
元気なまま持ち帰り美味しくいただきたいなら、寄り道せずまっすぐ帰るか貝を長持ちさせる対策をほどこしてから持ち帰りましょう。
以上、長距離の移動でも潮干狩りで採れた貝を元気なまま持ち帰るための方法でした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。