大阪～別府はお得で快適なフェリーが絶対オススメ！その理由とは？

働き方改革の影響もあり、まとまった休みを取りやすくなったので今までできなかった長期の旅行を計画したくなることもありますよね。
消費税も上がったことだし、どうせならお得に行く方法を探したいですが、たいていは新幹線を安くする方法を考えると思います。交通費をとことん安くするなら夜行バスや格安航空券になるでしょうか。

でも、実は長距離の移動手段としてフェリーが意外にもお得で効率的なんですよね。

そこで、大阪から別府(神戸から大分)へ渡る「フェリーさんふらわあ」について、20回以上乗船している私がその理由を解説したいと思います。

↓ こんな人はぜひ読んでみてください。

・船旅は敷居が高いと思ってる
・フェリーは快適なイメージがない
・大阪から別府へのお得な行き方を探している
・フェリーが気になるけどお得なのかわからない

大阪から別府（大分）へはなぜフェリーが“おすすめ”なのか

飛行機、新幹線、夜行バス、フェリーさんふらわあ、それぞれの移動手段について時間やお金を中心に解説していきます。

・飛行機を利用する場合

時間： 60分 (空港間の移動時間)
値段：片道7,130円 (往復格安航空券利用)

計画次第では最速最安の移動手段になりますが、画像を見ていただくとわかるように格安航空は行き帰りとも“午前中のみ”なので、最安にしようと思うと翌日朝8時には出発しないといけなくなります。金額重視になるとちょっとしか観光できませんね。

また、空港までのアクセスを入れて考えると結局新幹線移動しているのと変わらないと思います。自宅が空港まで遠いと、格安航空が利用できても結局交通費も時間もかかってしまいますよね。大分空港の場所も別府から遠いので、そこでも移動にお金と時間がかかります。そうなるとやはりベストな移動手段といえません。

・新幹線を利用する場合

時間：3時間51分
（新大阪6：00発⇒別府9：51着）
値段：片道12,300円
(ＪＲスーパー早得切符利用)

大阪から別府へは新幹線直通では行けないので、必ず福岡から特急に乗り換えることになります。現地に10時に着こうと思ったら始発（6時新大阪発）から乗る必要があり、朝が苦手な私のようなタイプは完全に無理です。

また、乗車できる電車に制限があり乗り遅れたら買い直しも払い戻しもできず諦めるか正規の運賃払うかというリスクもあります。以前やらかして正規の金額を払って行くことになり、お得に買った切符なのに余計に出費がかかりました。
さらに、道中の景色を楽しもうと思っても、関西～九州の山陽新幹線の通るルートは山ばかりなのでトンネルの連続で景色どころではありませんね。

・夜行バスを利用する場合

時間：10時間
（大阪駅前22：05発⇒別府北浜バスセンター翌朝8：12着）
値段：片道9,300円（ＳＯＲＩＮ号）

格安航空券ほどではないけど新幹線より安いです。駅からも直通で行けるのでとても便利ですね。でも、夜行バスは快適に過ごせるよう工夫されているとはいえ、途中の休憩以外座席に長時間固定されるのが苦手な人には辛いです。静かに利用したいお客さんもいるので迷惑がかからないよう大人しく乗っていないといけません。小さな子供連れだったり家族みんなでの旅行には不向きかなと思います。

そのへんが苦にならず、とにかく駅からパッと乗れる便利さと安さだけを追求するなら夜行バスがベストかもしれませんね。

・フェリー（さんふらわあ）を利用する場合

（※フェリーさんふらわあ“船に泊まろう”より引用）

時間：12時間
（大阪南港ATC19：55発⇒別府観光港翌朝7：45着）
値段：片道8,100円
（大部屋利用。個室は追加3,000円～）
※大型連休など一部割引適用できない日があるので注意

時間こそかかりますが、前日の夜に自宅ですること（夕食風呂寝る）を移動しながらできる、つまり前泊と移動を同時にする感覚なので非常に効率的。
それに、船なら自由に動き回ることもできますし、バスのようなリクライニングではなく完全に横になって寝ることもできますからね。
また、レストラン・大浴場・ゲームコーナー・Ｗｉｆｉまで完備という快適さもフェリーの魅力だと思います。
⇒さんふらわあの魅力について(公式サイト)

(別府の観光といえば地獄めぐり)

更にフェリーのメリットは早朝に着けることです。人気の観光スポットや温泉も空いている時間に行けるため、混雑や順番待ちなどのストレスも軽減できますし、出港も夜なので現地泊なしでも12時間たっぷり滞在できます。

フェリーの更にお得な利用方法

・フェリー + 宿

（参考：杉乃井ホテルスペシャルプラン）

内容：

・フェリー往復（個室）
・杉乃井ホテル1泊3食（朝食2 + 夕食1）
・港～ホテル間の送迎付き
値段：税込28,900円／人～
（2019年1～6月料金）

これだけ付いて１人30,000円以下ですよ奥さん！！と思わず人にしゃべりたくなるお得さです。

各旅行会社でも扱っているプランですが、さんふらわあトラベルで直接申し込みした方が簡単で楽なので気になる方は公式サイトまで。

・現地泊無しの弾丸フェリー

特にオススメしたいのがこの「弾丸フェリー」です。往復10,000円～という最強の激安プランなんですね。
宿泊なしのフェリー往復のみですが、現地で約12時間たっぷり滞在できるので泊まらなくても十分楽しめます。（船で泊まるので実際には2泊3日ではありますけど）

宿とのセットプランはお得ですが、往復フェリーで更に現地泊となると、まとまった休みの取れない人には利用しにくいですよね。

そんな人でも金曜夜に出て日曜朝に帰ってこれたり、この弾丸フェリーなら気楽に利用できます。
私も別府へは、ほとんどこの弾丸フェリーで行っています。

・ユニバーサル・スタジオ・ジャパンへも弾丸フェリーがお得

実は大分方面からユニバ（ＵＳＪ）へ行くのもこの「弾丸フェリー」がお得で効率的なんですね。

(朝のＵＳＪのゲート)

大阪南港ATCからＵＳＪ直行往復バス(※全席指定の予約制)が出ていて大変便利です。
また、さんふらわあトラベルのプランを利用すれば、往復乗船券+往復送迎バスがセットになっていて、事前に1ディスタジオパスを購入しておくこともできます。

送迎バスの案内大阪南港の乗船口で待機する送迎バス

フェリーは早朝に大阪に着きますし、滞在時間も12時間あるので、朝の開園からたっぷり楽しめますね。

気になる船酔いについて

「さんふらわあ大分別府航路」が通るのは瀬戸内海でして、島と島に挟まれた内海という特性から波やうねりがほとんどない海なんですね。

また、トラックなども乗船するカーフェリーでもあるため、揺れて車同士がぶつかったりしたら大変です。なので、そうならないよう船底が平らになっているなど、限りなく揺れないような設計になっています。

たいていの人は船に乗っていることすら忘れるくらいですが、敏感な人は気になるかもしれませんので、その場合は酔い止めを乗船前に確実に飲んでおいてください。

あと、翌朝の到着が早いので体調管理をしっかりして夜更かしせずさっさと寝てしまう方がいいです。

(初めての乗船だとテンションが上がってしまうかもしれませんが…)