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ハンドクリームがべたつくのは使い方と選び方をまちがっているせいかも!

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冬に限らず乾燥しやすい人や手が荒れやすい人にとって、ハンドクリームは手放せませんよね。

私も手がすぐ乾燥するのでハンドクリームは夏でも常に携帯していますし、プッシュ式で出てくるハンドクリームのボトルをキッチンカウンターに置いてまめに保湿しています。

でも、ハンドクリームには以下のような悩みがある人も多いのでは?

「塗ったときしか保湿されてない気がする」
「スマホやパソコンを触るから手のひらに塗れない」
「仕事に影響するからベタベタするものは塗れない」
「でもサラサラタイプは保湿力がいまいちに感じる」

実はハンドクリームは中身の成分によって使用感も役割もぜんぜん違ったりするため、悩みの原因は使い方や選び方にあったりするかもしれません。

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ハンドクリームは主成分によって役割がちがう

ハンドクリームの役割は大きく見て2つに分かれます。今から順番に説明していきますね。

肌のうるおいを補う“保湿タイプ”

役割:肌の細胞に直接働きかけて水分を補う
主な成分:水分(加水分解ヒアルロン酸、アロエベラ液汁など)

ヒアルロン酸など顔に使う乳液やクリームと同じ成分がたくさん使われていたり、わりと高価なハンドクリームなんかはこのタイプが多かったりします。

乾燥してダメージのある肌の水分を補ったり、肌がもともと持っているうるおいの機能を助けたりといったことができます。

保湿力は圧倒的に高く肌本来のバリア機能を助ける働きはありますが、肌の表面にとどまるものではないため、次に説明するバリアタイプのように、肌を外気から守ったりする機能はありません。

肌の上に留まる “バリアタイプ”

役割:外からの刺激や保湿した肌のうるおいが逃げるのを防ぐ
主な成分:油(ワセリン、シア脂など)

保湿タイプのように肌の奥まで浸透しない代わりに、肌の表面にとどまることで外気などから肌を守ったり、保湿タイプで補った肌の水分が逃げるのを防ぐことができます。

肌の上に残る油分の使用感から一見すると保湿力が高そうですが、肌そのものの水分を補う力はありません

肌の水分が減り保湿機能が弱っている状態の肌にバリアタイプのハンドクリームばかり塗ったところで手の乾燥は改善しないため「ハンドクリームが効かない」と判断してしまったりするわけです。

このように、ハンドクリームはそれぞれ役割がわかれています。

なので、役割に合わせて使用しないと、いつまでも手の乾燥が改善しなかったり、ベタついて不快だったりするんですね。

普段使いと寝る時用で分けよう

仕事や家事のある昼間

保湿タイプ

手を洗った後や乾燥が気になるときなど「予防」する気持ちでまめに塗ります。

お肌にバリアをするタイプのハンドクリームだと基本的に肌の表面に残ってバリアをするため、物を触ればそこにハンドクリームが付いてしまったり、付いた状態で手を洗うと水に溶けず肌に残ってぬるぬるしてしまいます。

(物を販売する仕事や飲食業の人なんかは、このようにベタ付くものはNGだったりしますよね)

でも、保湿タイプは肌に浸透していくため表面にほとんど残らず、手が水に触れてもぬるぬるしませんし、商品にクリームが移ってしまう心配もありません。

なので、昼間は直接お肌を保湿するタイプのハンドクリームを使うようにするんですね。

寝る時や手荒れがひどい時

保湿タイプ + バリアタイプ

寝ている時間というのは肌が生まれ変わる時間と言われています。「お肌のゴールデンタイム」なんて呼ばれていたりしますよね。

また、手荒れがひどい時は保湿タイプだけではお肌のうるおいを補う能力がおいつかなかったりします。

でも、バリアタイプで上からガードすることで肌を守ってくれたり保湿した肌の水分が逃げるのを防いでくれるというわけです。

寝具などにハンドクリームが付かないか気になる場合は上から保湿用の手袋などをすれば完璧です。

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あかぎれなど手荒れの状態がひどい場合

もともと湿疹があったりする人だけじゃなく、子供を生んだりすると肌も弱りますしそこに加えて水仕事も増えるため、手荒れもひどくなり皹(ひび)や皸(あかぎれ)などの痛い肌トラブルを起こしたりもします。

このような肌トラブルがひどい場合、人によっては市販のハンドクリームを塗ると悪化する可能性があります。

市販の塗り薬を使い、先に書いたような「保湿+バリアのダブル技」をすることで改善できる場合もありますが、いつまでも改善しなかったりあまりにもひどい場合は、ハンドクリームの使用を止め皮膚科でお医者さんの治療を受けた方が早いです。

また、ひどい手荒れの時のハンドクリームは、皮膚科で塗り薬をもらいきちんと治療をした上で、「予防」するために使うことが望ましいと思います。

たまに手荒れの原因が自分に合わないハンドクリームのせいだったりする場合もあるため、その時も使うのをやめ、お医者さんに成分などを見てもらって判断してもらうと安心ですね。

あとは場合によっては水仕事をするときにゴム手袋でガードする、といった対策も怠らずに。

よく見る成分「ミネラルオイル」って?

「ミネラルオイル」は「ミネラル」というネーミングから「ミネラルウォーターの仲間かな?よく知らないけど保湿力高そうだな」なんて思ってしまうかもしれませんが、これは日本語にすると「鉱物油(こうぶつゆ)」と言いまして、元は自転車など機械の動きをよくするために使われていたものなんですね。

空気に触れると酸化して黒ずんだりしますが、コスメ用に使われているものはきれいに精製したものになっています。

とっても安い原料なので、低価格のハンドクリームにはたいてい使われています。

浸透しないのでバリアタイプとして使えばいいのですが、わたしは基本的にこの「ミネラルオイル」配合の製品が肌に合いません。

「このハンドクリーム合わないな」と思うとやはりこのミネラルオイルが主成分に入っています。

使うと一時的に保湿した感じになりますが、その下の肌が逆にごわごわがさがさになってしまいます。

ハンドクリームを使っていて、このような不快感があるようなら使っているハンドクリームの成分表を確認してみてください。もしかしたら私のようにミネラルオイルが肌に合わない体質かもしれません。

肌の弱い人が使い続けると逆に肌トラブルにつながる可能性もあるため、合わない場合は使うのを控えた方がいいですね。

おすすめのハンドクリームについては、また別の記事で紹介したいと思います。

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